ファッション

40代の痩せ型メンズへ。“ガリ見え” しないファッションの着こなし戦略

2025年8月6日

痩せ型の30代男性が、ネイビーのスウェットと白のワイドパンツを合わせた大人のきれいめコーデで街を歩いている様子。

「細身って、それだけでオシャレに見えるんじゃないの?」

──そんなふうに思っていた時期、たしかにありました。

でも現実は、Tシャツを着るとなんだか頼りなく見えるし、スキニーを履けば棒人間。

若い頃は “華奢=中性的” で通じたけれど、40代になるとその細さが “貧相さ” や “頼りなさ” に見えてしまうこともあるんです。

私自身、美容師として20年以上、アパレルにも15年以上関わる中で、同世代の痩せ型男性から「どう着ればいいかわからない」という声を何度も聞いてきました。

自分自身も同じような体型で、Tシャツ一枚に悩んでいた時期があります。

この記事では、「細すぎて服が似合わない」と感じている40代の痩せ型男性に向けて、体型を活かした着こなしや服選びのコツをお伝えしていきます。

現場で培ってきたリアルな視点と経験から、明日から実践できる方法をお届けします。

「まずは全体の基礎を押さえておきたい」という方は、こちらの記事から読むのもおすすめです。
→ 40代メンズファッションの “基本と正解” をぜんぶまとめてみた。

痩せ型体型の30代男性が、夏の公園で黒Tシャツ一枚で立っている様子

「細身なのに、なんで服が似合わないんだろう?」

──これ、ガリガリ体型の人が最初にぶつかる “オシャレの壁” です。

実はこれ、細いことが原因じゃなくて、“薄く見えること” が問題なんです。

骨っぽさ・貧相感が前面に出る

痩せ型体型だと、

  • 鎖骨が浮いて見える
  • 肩や胸板がフラット
  • 肘や膝が出っ張って見える

こういった “骨格の主張” が強く出てしまい、立体感のない体に見えてしまうんです。

その結果、どんな服を着ても「服に着られてる感」が出たり、「シルエットを活かしきれてない」感じがしてしまう。

年齢とのギャップで “頼りなく” 見えることも

20代・30代前半までは、細身=中性的な魅力として成立する場面もありました。

けれど40代になると──

「年齢」×「線の細さ」= “頼りなさ” に直結するケースが増えてきます。

「華奢でスタイリッシュ」ではなく、「貧相で元気なさそう」になりやすいんです。

特に初対面や仕事の場では、印象で損する場面も。

「何を着ても似合わない」は体型のせいじゃない

大事なのは、「ガリガリだからダメ」ではなく、“見せ方” の問題なだけ、ということ。

つまり、「着方」と「選び方」をちょっと工夫するだけで、細身でもグッとカッコよく見せることはできるんです。

次は、痩せ型さんが陥りがちな “あるあるNGパターン” を紹介していきます。


痩せ型の30代男性が、ダークネイビーのTシャツと黒のスキニーパンツを着て繁華街に立っている

「なんかイマイチ決まらない…」──その原因、“選び方のクセ”かもしれません。

ここでは、40代痩せ型の男性がよく陥る “やっちゃってた系の着こなし” を紹介します。

本人は間違ってるつもりがないのに、結果的にガリガリ体型を強調してしまう選び方や着こなし──それ、思い当たる節はありませんか?

「細身こそオシャレ」と思っていたり、流行のオーバーサイズをそのまま着ていたり。

私もそうでしたが、私のお客様の中でも、こうした “あるあるなズレ” が服の悩みにつながっていることは多々あります。

このパートではそんな「気づかぬ落とし穴」に気づいてもらい、「うわ、オレやってたわ…」となってもらうのが狙いです。

ピタT+スキニーで “棒人間” 一直線

まず多いのが、上下ピタピタで細さを全開にしてしまうパターン。

特に2000年代中盤のスキニー時代を通ってきた人ほど、「細身=シュッとして見える」って思い込みが残ってたりします。

私も例に漏れず、タイトなTシャツにスキニー合わせて、「オレ、イケてるじゃん」って。

でも今見ると、ただの棒です。骨っぽさしか出てない。

しかも40代になってくると、筋肉のハリも落ちてくるから、少年感じゃなくて “頼りなさ” が目立つようになるんですよね。

オーバーサイズにハマって “服に着られる人” になる

最近は逆にオーバーサイズが当たり前になってきて、流行りに乗ってゆるTやビッグシルエットを選ぶ人も増えてます。

細身の人こそ「ちょっとボリューム出したほうがいい」って言われたりするんですが…

問題は、そのさじ加減。

例えばTシャツだったら、肩がガッツリ落ちてる、袖が肘下まで隠れる、丈が太もも中盤まである──

これ、やりすぎると完全に “着せられてる人” になるんです。

痩せ型の人って、そもそも “輪郭が薄い” ので、服に着られる感が出やすいんですよね。

流行りに乗ってる = オシャレ

これはみんなが当てはまるとは限りません。

薄手素材で “スカスカ感” が倍増

夏場にありがちなのが、Tシャツに、テロっとした素材を合わせるコーデ。

「涼しそう」「クリーンな印象でいこう」と思って選ぶんだけど──痩せ型の体にはちょっと不利。

  • 生地が薄いと体のラインを拾いやすい
  • 骨っぽさが前面に出てしまう
  • 全体の輪郭がぼやけて、存在感がなくなる

同じTシャツでも、生地がしっかりしてれば話は変わってくるんです。

厚み・ハリ・リブ付き、こういう要素が体型カバーに効いてきます。

サイズ選びが「いつもどっちかが合わない」

痩せ型さんにありがちなのが、服のサイズがしっくりこない問題。

  • 身長で合わせると、身幅がブカブカ
  • 身幅で合わせると、丈が足りない

この “どっちも合わない” 状況に、何度もぶつかってる人、多いんじゃないでしょうか。

既製品って、平均的な体型を基準に作られてるから、痩せ型にはなかなかフィットしづらい。

だからこそ、サイズ表記よりもシルエット・素材・厚みを基準に選ぶことが重要なんです。


痩せ型の男性が白Tシャツとカーキパンツで街中を歩き、体型をカバーする着こなしをしている

痩せ型の人がファッションで損してしまう一番の原因は、「体の薄さ」がそのまま服に出てしまうこと

つまり「どう着るか」を工夫するだけでも、見た目の印象はガラッと変わります。

ここでは、私自身の経験や現場での提案から、“ガリガリ体型を目立たせにくくする着こなしのポイント” を紹介します。

薄い体には、厚みのある服を

体の輪郭がハッキリしていない痩せ型タイプは、とにかく “厚みを足す” 意識が大事です。

特に夏場はTシャツ1枚になりがちですが、薄手で柔らかい生地は骨感が目立ちやすい。

おすすめはコットン100%、もしくはコットン多めのしっかりした素材

リブ付きのTシャツや、裏毛素材、少しだけ肉厚なカットソーなんかも◎。

ポリエステルは扱いやすい反面、生地が柔らかく体のラインを拾いやすいです。

柔らかい素材は “スカスカ” に見えがちなので注意が必要です。

シルエットは “ちょいワイド・ちょいショート”

痩せ型の人が服を着たときにスッと収まりがいいのは、程よくボリュームのあるシルエットです。

ただし “オーバーサイズ命” にすると、「着せられてる感」が強くなる。

じゃあ、どうすればいいのか。

  • トップスはボックスシルエット(横に広く・丈はやや短め)
  • パンツはテーパード(裾に向かって細くなるタイプ)
  • 腰位置は高めに見せる(イン・アウトの調整も有効)

体型の “薄さ” は隠すよりも、うまく散らしてバランスを整える方が自然に見えます。

レイヤードで“立体感”を足す

ガリガリ体型にとって、「重ね着=武器」です。

中に一枚挟むだけで、見た目の厚みが増すだけでなく、服のハリ感や奥行きも出ます。

たとえば、

  • Tシャツの下にタンクトップを重ねる
  • シャツの下にロンTを入れる
  • ベストやカーディガンで “面” を作る

こうしたレイヤードは、体の凹凸を視覚的に補正する効果があるので、痩せ型の人にはかなり有効です。

色や柄の使い方にもコツがある

色や柄も、「細さ」を目立たせるか、うまくカバーするかを左右する要素です。

  • 白・ベージュ・グレーなどの淡色は、体が “膨張して見える” 効果がある
  • ダーク系は引き締まって見えるぶん、痩せ型には “シャープすぎ” になることも
  • 細かい柄やボーダーは、骨感を分散してくれる

白Tを選ぶなら、生地の厚さとサイズ感にこだわる。

暗めの色を着るなら、素材感やレイヤードで“存在感”を足す。

そんなふうに、「色そのもの」じゃなく「どう見えるか」で選ぶのが正解です。


厚みとザラつき感が特徴のアメリカンコットン生地の質感アップ写真

ここからは、痩せ型体型の人に向いている服の “選び方” について。

どのカテゴリーでも共通するのは、「厚み・立体感・サイズ感」を意識して選ぶこと。

シルエットや素材次第で、細さをカバーしながらバランスよく見せることができます。

Tシャツ:厚手&リブ付きが正解

ガリガリ体型にとって、Tシャツは鬼門になりやすいアイテムです。

生地が薄いと体のラインを拾いやすく、特に夏場は “骨感” が強調されてしまう。

おすすめは次のようなタイプです。

  • コットン100%、もしくはコットン高混率のしっかりした生地
  • 首元にリブがある(ヨレにくく、輪郭がはっきりする)
  • 袖はやや長め&太めのシルエットで腕の細さを隠せる

「何を着るか」以前に、「どう見えるか」がTシャツ選びのカギになります。

シャツ・羽織り:立体感と “面” を意識

店内で吊るされたサックスブルーのオックスフォードボタンダウンシャツ

シャツやライトアウターは、痩せ型の人にとってとても心強いアイテムです。

上半身に “面” を作ることで、体の薄さをカバーできます。

おすすめのポイントは:

  • 胸ポケットがあると、前面にボリュームが出やすい
  • オープンカラーやバンドカラーなど、首元に表情があるデザイン
  • ハリのある素材(ブロード、オックスフォードなど)

襟やポケットなど、「服自体に立体感があるか」を意識して選ぶと失敗しにくくなります。

パンツ:テーパード or セミワイドで下半身に重さを

脚の細さが気になる人は、パンツのシルエットでかなり印象が変わります。

選ぶなら、裾に向かって少し細くなるテーパードか、ややゆとりのあるセミワイドが使いやすい。

避けた方がいいのは、次のようなタイプです。

  • ピタピタのスキニー(細さが目立つ)
  • ストンとしたストレート(重心が下がって頼りなく見える)

丈はフルレングスか、アンクル丈で足元にメリハリがつくものがおすすめです。

アウター:短すぎず長すぎない、ボックスシルエットが便利

アウターは痩せ型さんの “体型コントロール役” です。

ショートすぎると子どもっぽく、ロングすぎると “着られてる感” が出やすいので注意。

おすすめは:

  • 腰丈〜お尻が隠れるくらいのボックスシルエット
  • 襟付きで上半身に存在感が出せるもの
  • 肩は少し落ちるくらいがベスト(ドロップしすぎないこと)

春秋ならカバーオールやコーチジャケット、冬なら中綿入りブルゾンやウールのジャケットなどが使いやすいタイプです。

小物:視線を散らして “体型の主張”を和らげる

ダークネイビーのバケットハットを被った痩せ型の30代男性が屋外で遠くを見つめている

細身の人こそ、小物を活用して視線の分散を図ると全体のバランスがよくなります。

  • キャップやバケットハットで目線を上に
  • ストールやスヌードで首まわりにボリュームを
  • スニーカーはシンプルなローテク

服だけでバランスを取ろうとせず、小物を使って視線をコントロールするのも有効です。

他の体型の着こなしもまとめて知りたい方はこちら▼

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服が山積みになった部屋で、何を着るか悩んでいる40代の男性。シャツの上にTシャツを重ねて鏡の前で考え込んでいる様子。
40代メンズの体型別ファッション完全ガイド|ぽっちゃり・ガリガリ・マッチョ全部解説。

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています 40代に入ってから、「あれ?なんか服がキマらないな…」って思うこと、ありませんか? 昔は同じようなコーデでも、もう少し “それっぽく” 見えてた気がする。 ...


無造作に並べられた白Tシャツ、黒Tシャツ、デニムシャツ、パンツ、白スニーカーなどのメンズカジュアルウェア一式

ここでは、痩せ型体型の40代男性に向けて、私がおすすめするショップを紹介します。

ただし、あくまで「体型に合いやすい」「着るとシルエットが整う」といった視点からの提案です。

トレンドとか価格帯とかではなく、細身体型でもちゃんと似合う服が多いという目線で選んでいます。

今回おすすめするのは「ROOPTOKYO」という通販サイト。

正直、40代にしては少し “オシャレ寄り” な印象もあるんですが──だからこそ、“若作り感” ではなく “ちゃんとしたセンス” があるんです。

実際、このサイトにあるブランドの多くは、私自身がアパレルの仕事で扱ったことがあったり、実店舗で直接見たり触れたりしたことがあるものばかり。

生地感やシルエットのクセもだいたいわかるからこそ、「これは痩せ型に合うな」と判断できました。

たとえば──

  • タイトすぎず、体型を拾いすぎない程よいサイズ感
  • 厚手でザラつき感のある“アメリカンコットン”のような、骨っぽさを補う素材
  • 主張が強すぎない、無地やワンポイント中心のデザイン

こうした要素がそろっていることで、“ガリ見え”しがちな体型もカバーしやすくなるんです。

そして、価格帯が少し高めなのも事実ですが、そのぶん生地や縫製はしっかりしていて、すぐに買い替えが必要になるような服ではない。

「安物を回す」のではなく、「いい服を長く着る」──それが大人の洋服の選び方です。

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ブランドは “自分の体型に合うかどうか” がすべてです。

そのため、万人に当てはまる正解はありません。

ですが、「細いせいでオシャレが楽しめない」と感じているなら、服選びの視点を変えるだけでも大きく印象は変わります。

次は、痩せ型さんがやりがちな “逆効果になるNGコーデ” を紹介します。

「やってしまいがち」な例を先に知っておくと、無駄な失敗を避けやすくなります。


黒のタイトなポロシャツとベージュのショートパンツを着た40代の痩せ型男性。公園で立っている姿にやや哀愁が漂う

“それ、痩せ型には逆効果かも” ──物理的にガリガリ体型を悪目立ちさせる服、あります。

先ほどの【痩せ型40代の “よくある失敗パターン” 】では “選び方のクセ” について紹介しましたが、ここではよりピンポイントで避けた方がいい服やコーディネート例を紹介します。

これは “気づき” じゃなくて “回避すべき地雷” です。

「これはマジで避けたほうがいいやつだな」と思ってもらえるよう、具体的かつ実践的に紹介していきます。

サイズ優先で選んだMサイズが “着られてる感” を生む

痩せ型さんにとって、サイズ選びって本当に難しいですよね。

「Sだと丈が短いし、Mならとりあえず大丈夫そう…」と思って選んだ服が、実は “ダボダボ感” を生んでいたというパターンはかなり多いです。

特にユニクロや無印など、万人向けブランドのMサイズは、痩せ型体型にはちょっと大きめ。

  • 袖が長い
  • 肩が落ちる
  • 身幅が余る

これだけで「服に着られてる感」が一気に出ます。

丈感やシルエットがちょうどよく見える服は、必ずしも “身長や体重に合わせたサイズ” じゃないという前提で、試着や選び方を見直す必要があります。

薄手のシャツ1枚が “頼りなく” 見える

春や初夏になると、ブロードシャツやポリエステル素材のシャツ1枚で過ごす日が増えますが──

痩せ型体型だと、その1枚が逆に “薄さ” を強調してしまうことがあるんです。

  • 生地がペラペラで体の線が出る
  • 胸板や肩幅が足りなくて、服が浮く
  • 襟が小さめだと、首元も貧相に見える

本人は「爽やかに見せたい」と思っていても、鏡で見ると “どこか頼りない印象” になってること、ありませんか?

シャツこそ、生地感・襟元・ポケットなど “立体感が出る工夫” が必要です。

ジャケットが似合わない理由は “中身” じゃなく “素材負け”

私服でジャケットを着たとき、「なんか浮いてる気がする」と感じたことありませんか?

その原因は、体型にジャケットの “パターン” や “素材の重さ” が合っていないから。

  • 肩が浮いて落ち着かない
  • 胸元がスカスカでシワが出る
  • 生地にハリがありすぎて、体が負けて見える

スーツではそこまで気にならなくても、私服用のジャケットは “ラフに着る前提” なので、体の輪郭と合っていないと “借りてきた感” が強く出ます。

ピタッとしたポロシャツが “お父さん化” を加速する

休日の定番アイテム、ポロシャツ。

でもこれ、選び方によっては「昭和のお父さん感」が加速するアイテムでもあります。

  • ピタピタすぎて細さが目立つ
  • 生地が薄くて体型が丸わかり
  • 丈が短くて子どもっぽく見える

サイズ感を間違えると、痩せてるせいで “哀愁” が出てしまうんですよね。

適度なゆとり・ハリのある生地・少し長めの着丈を選ぶと、一気に印象が変わります。

無難な色だけで組むと “暗くて老ける”

黒・ネイビー・グレー──

どれも使いやすい色ですが、全身ダークトーンでまとめると、痩せ型体型の細さがより際立つことがあります。

  • 体型が引き締まりすぎて“シャープ通り越して貧相”
  • 全体が重く、年齢以上に老けて見える
  • そもそも顔色や雰囲気が暗く見える

色は冒険する必要はありませんが、白・淡色・柄物などで “抜け” を作る意識を持つと、バランスが整いやすくなります。

こうしたNGパターンは、「オシャレしようとしてやらかす」というより、

“無難に選んだはずが、なんか似合ってない”という、自分でも気付いていない失敗例です。

こういう失敗が多いのが痩せ型40代の特徴かもしれませんね。

次は、服に頼るだけじゃなく、自分自身の見せ方そのものをちょっと変える工夫についても触れていきます。


30代の痩せ型男性が、白のロングスリーブTシャツとワイドシルエットのダークスラックスを合わせたコーディネート。街中でリラックスした立ち姿

ここまで、「服の選び方や着こなしでガリガリ感はごまかせる」という話をしてきました。

実際、それは事実です。素材やシルエットの工夫だけでも、見た目の印象はかなり変わります。

でも──正直に言うと、体にちょっとでも “厚み” があると、もっとラクになります。

着こなしって、実は “身体そのもの” が土台だったりするんですよね。

服を変えれば印象も変わります。でも、Tシャツ1枚でもサマになる人って、たいてい「肩・胸・腕」まわりに少し厚みがある人。

逆に、そこがペラペラだと──どんなに工夫しても “限界” はある。

だからといって、ガチガチに鍛えろって話じゃありません。

ただ、ほんのちょっと筋肉がつくだけで、服の似合い方が変わるのも事実です。

30代の痩せ型男性が、白Tシャツとダークグレーのタック入りスラックスを着こなした街中コーディネート。コンパクトなトップスとワイドなボトムで体型をカバー

それにしても、「Tシャツ1枚でサマになる」って、実はけっこう難しいんです。

40代になると、体型が自然に変わることはありません。

細いままの人は、20代の頃と同じようにTシャツを着ても、なぜか貧相に見えることが増える。

それは服のせいじゃなくて、体のラインそのものが “変わらないまま年齢だけ重ねている” からなんです。

肩のラインが落ちて、胸板が薄く、二の腕に厚みがない──

そこに少しでもハリが出るだけで、見え方がガラッと変わるんですよね。

そこで出てくるのが、「少しだけ筋トレしてみる」という選択肢です。

実はファッションと筋肉ってかなり密接な関係があります。

オシャレに見える人って、やっぱり多少の筋肉はあります。

筋トレすることでテストステロン(男性ホルモン)が増強され、内側からもカッコ良さや自信がにじみでる。

これは私自身も実感してますが、40代は “健康” がとても重要です。

そのためにも家でもジムでもいいので、多少の筋トレを習慣にすることをおすすめします。

  • 家で腕立てを毎日10回だけ続ける
  • 懸垂バーを使って背中と腕に刺激を入れる
  • 肩周りをストレッチで広げる

こういったシンプルな習慣でも、服のシルエットの “乗り方” が確実に変わってきます。

ほんの少しだけ身体を変えることで、「あれ?なんか似合ってる?」という感覚を得られるようになります。

ここまで読んで、「ちょっとだけやってみようかな」と思った方は、

別記事で “痩せ型向けのトレーニング方法” も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ガリガリ男がまずやるべきことは〇〇!頼れる男への第一歩。

もちろん、今の体型のままでもカッコよく見せることは可能です。

でも「服の似合いやすさ」をさらに底上げしたいと思ったとき、筋肉はけっこう強力な味方になります。


30代の痩せ型男性が、白のワイドパンツにオーバーサイズの黒パーカーを合わせたリラックスコーデ。海辺の街で抜け感のあるナチュラルスタイルを楽しむ姿

「細身って、オシャレに見えるはずじゃなかったの?」

そう思っていたのに、Tシャツが似合わない、シャツが頼りなく見える──

そんな “ガリガリ体型の壁” にぶつかっている40代男性は、実は少なくありません。

でも、ここまで読んでいただいた方なら、もう気づいていると思います。

体型そのものが悪いんじゃない。見せ方と選び方にちょっとしたコツがあるだけなんです。

痩せ型の人が服を選ぶときに意識したいのは、次の3つ。

  1. 「厚み」や「立体感」がある素材・シルエットを選ぶこと
  2. “ちょうどよいゆとり” を意識したサイズ感にすること
  3. 色や小物でバランスを調整し、視線をうまく散らすこと

この3つを意識するだけでも、印象はガラッと変わります。

痩せ型は不利。そんなことはありません。

むしろ、スタイルさえ整えば、40代になっても “軽やかにカッコいい” 印象をつくることができます。

昔より服が似合わなくなったと感じているなら、それは老いじゃなくて、“整え方” の問題かもしれませんね。

必要なのはセンスじゃなく、ちょっとした知識と工夫だけ。

あなたの体型に合うスタイルは、ちゃんとあります。

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