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「Tシャツが似合わない…」それ、なで肩が原因かも?肩線・襟ぐり・素材から徹底解決!

街中で撮影された30代男性の全身コーディネート。ネイビーのTシャツにカーキのカーゴパンツ、黒のローファーを合わせ、なで肩気味の体型が強調されている。

服って、同じものを着ても「なんか似合う人」と「なんか決まらない人」がいますよね。

なで肩の人は、この “決まらない側” に入りやすい。

肩のラインが落ちて見えて、全体のバランスがふわっと流れちゃうんです。

猫背や巻き肩まで加わると、もう “服が主役・人が脇役?” みたいな状態に。

しかも夏は薄着だから、体型のクセが全部見える。

「いやいや、姿勢は悪くないし」と思ってても、写真で横から見たら首が前に出てたりします。

でも、まだやれることは全然あります。

姿勢を一瞬で直すのはムリでも、服の選び方なら今日から変えられます。

美容師とアパレルの現場でいろんな体型の男性をスタイリングしてきた私が、“なで肩&猫背でも似合う着こなし” をまとめました。

夏のTシャツから冬のアウターまで、これさえ押さえればOKな方法だけ集めています。

服の力で、“似合わない” を卒業しましょう。

「まずは全体の基礎を押さえておきたい」という方は、こちらの記事から読むのもおすすめです。
→ 40代メンズファッションの “基本と正解” をぜんぶまとめてみた。

オーバーサイズの白いTシャツを着た男性が屋外で直立している。肩線が大きく落ち、体が華奢に見えるスタイルフォト。

なで肩は、肩の傾斜がなだらかで、外側に向かってストンと落ちていく形。

この形がトップスのシルエットに影響を与えてしまうんです。

まず、肩線(ショルダーライン)が落ちすぎて見える

ジャストサイズを着ているつもりでも、肩の位置がズレて見えて「サイズ間違えてる?」感が出ます。

特にTシャツやシャツのように肩線がはっきりしている服は、そのズレが目立ちやすい。

次に、首まわりがだらしなく見える問題。

なで肩は襟ぐりが下に引っ張られやすく、クルーネックが広がって見えたり、Vネックが深く落ちたりします。

その結果、上半身が “間延び” したように見えてしまうんですね。

さらに、全体のシルエットが縦長&平坦に見える傾向もあります。

肩の位置が低くなることで、胸から肩にかけての立体感が薄れ、服のボリュームが活かせなくなるんです。

冬服ならアウターの肩が落ちすぎたり、インナーが見えすぎたりする原因にもなります。


横から見た男性のスタイルフォト。白いTシャツの肩線が大きく落ち、なで肩が強調されている。背景は街中の信号と車。

なで肩だけじゃなく、猫背や巻き肩、そして上半身の華奢さが加わると、「服が似合わない」印象は一気に強くなります。

しかもこの3つ、セットで出やすいんですよね。

猫背は背中が丸まり、首が前に出る姿勢。

正面から見ると胸まわりがつぶれて見え、シャツやジャケットの立体感が失われます。

巻き肩は肩が内側に入り込む姿勢。

これが加わると、肩幅がさらに狭く見えてしまい、特にTシャツやカットソーでは頼りない印象になります。

そして華奢な上半身

体格が細い人だけでなく、筋肉より脂肪が少ないタイプの人もここに当てはまります。胸板が薄く見えるため、服のボリュームに負けやすいんです。

この3つがそろうと、

  • 肩線が常に落ちて見える
  • 首元が下がってだらしなく見える
  • 全体のシルエットが縦に流れ、立体感がなくなる

という状態になりやすくなります。

つまり「サイズは合ってるのに似合わない」という裏には、体型と姿勢の組み合わせが隠れているわけです。


30代男性のスタイルフォト。ダークネイビーのジャケットと黒のトップスを重ね着し、肩のラインが自然に収まりバランスよく見える。背景は住宅街の街並み。

なで肩や猫背はすぐに直せなくても、服の選び方や着こなし次第で印象は大きく変わります。

ここでは、特に効果が出やすい3つの対策を紹介します。

1. 肩位置・肩線を意識したサイズ選び

なで肩は、肩線が落ちすぎると一気に服が大きく見えます。

肩線がちょうど合うジャストサイズ、もしくは気持ち上がり気味に見えるものを選ぶと、シルエットが引き締まります。

アウターやジャケットも同じで、肩パッドや芯地入りだと肩の形がきれいに出やすいです。

2. 首元・袖丈・着丈でバランスを整える

  • 首元はクルーネックならやや詰まり気味、シャツなら第一ボタンを閉じても窮屈に見えない程度がベスト。
  • 袖丈は二の腕の1/3〜半分くらいまで隠れる長さだと、上半身が華奢に見えにくい。
  • 着丈は長すぎると重心が下がるので、お尻の半分〜2/3程度で止まる長さを意識。

3. 素材と色で“厚み”と“立体感”を出す

薄手でペラっとした生地は、なで肩・華奢体型だと頼りなく見えます。

逆に、程よく厚みのある生地や凹凸のある素材(例:鹿の子編み、あぜ編み)を選ぶと、肩まわりや胸元に自然なボリュームが生まれます。

色は明るめや中間色を使うと、陰影が出やすく全体の立体感が増します。


ショップでディスプレイされたネイビーのポロシャツ。襟とボタンのディテールがあり、大人向けで清潔感のあるデザイン。

服選びで一番大事なのは、「似合う形を知って、それを選び続けること」です。

ここでは、季節別におすすめのアイテムカテゴリーと、選ぶときのポイントを紹介します。

夏編

ショップでハンガーに並んだ白いTシャツ。厚みのある生地で清潔感があり、シンプルで大人向けのデザイン。

Tシャツ

  • 肩線がちょうど合う、またはやや上がり気味のデザイン
  • 生地は5.5oz以上の厚みで透けにくい
  • クルーネックはやや詰まり気味の方が首元が安定して見える

ポロシャツ

  • 襟がしっかり立つ台襟タイプ
  • 袖口にリブがあると腕周りに立体感が出る
  • 鹿の子編みや凹凸のある素材だとボリュームが生まれやすい

シャツ(半袖・長袖)

  • 肩幅ジャスト〜ややコンパクトな作り
  • 胸ポケットやヨーク切り替えで上半身に視線を集める
  • オックスフォードやブロードよりも、ややハリ感のある素材が◎

冬編

ショップにディスプレイされた黒のローゲージニット。厚みのある編み地で立体感があり、大人向けの秋冬コーデに使いやすいアイテム。

ジャケット

  • 肩パッドや芯地入りで形を保てるもの
  • 着丈は短めで、重心を上に持ってくるデザイン
  • シングルブレストなら襟が立ちやすいもの

ニット

  • 畦編みやケーブル編みなど立体的な編み地
  • ハイゲージよりもミドル〜ローゲージで厚みを出す
  • クルーネックは首元が詰まったタイプが◎

アウター

  • ラグランスリーブよりもセットインスリーブ
  • 肩幅がしっかり出るパターン設計
  • 襟元にボリュームのあるデザイン(例:スタンドカラー、ショールカラー)

他の体型の着こなしもまとめて知りたい方はこちら▼

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当サイトはアフィリエイト広告を利用しています 40代に入ってから、「あれ?なんか服がキマらないな…」って思うこと、ありませんか? 昔は同じようなコーデでも、もう少し “それっぽく” 見えてた気がする。 ...


おしゃれなセレクトショップの外観。大きなガラス窓から店内の洋服が見え、上品で洗練された雰囲気。

ここでは、なで肩体型の40代男性に向けて、私がおすすめするショップを紹介します。

ただし、あくまで「体型に合いやすい」「着るとシルエットが整う」という視点からの提案です。

流行を追うかどうかや、価格帯の安さなどではなく──なで肩でも似合いやすいパターンを持っているかどうか、そこを基準にしています。

今回おすすめするのは 「 AUEN(オーエン)」 です。

私がこのブランドを推す理由はシンプル。

  • シンプルなデザインが多い
  • オーバーサイズ過ぎず、タイト過ぎないちょうどいいパターン
  • 生地感が薄すぎず、清潔感が出やすい

最近のブランドは流行を追って「オーバーサイズ前提」で作っているところが多いのですが、なで肩体型にとってそれは逆効果になりがちです。

その点、AUENの服は大人向けに設計されていて、体型を拾いすぎず、かといってルーズにも見えない。

清潔感があり、生地の安っぽさがないので「服に着られている感」が出にくいんです。

長年アパレルを見てきた私からすると、なで肩の人が「とりあえず流行ブランド」で迷走するより、こうした体型との相性を考えたブランドを試すほうが結果が出やすい。

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👉 AUEN(オーエン)公式サイトはこちらからチェックできます

万人に当てはまる正解はありませんが、「なで肩だから似合わない」と悩んでいるなら、服選びを変えるだけで印象はめちゃめちゃ変わります。

次は、なで肩体型の人がやりがちな“逆効果になるNGコーデ”を紹介します。


黒のオーバーサイズ長袖Tシャツを着た男性のスタイルフォト。肩線が大きく落ちて華奢に見え、なで肩が強調されている。

なで肩や猫背をカバーするつもりで選んだ服が、逆に弱点を強調してしまうことがあります。

ここでは、避けたほうがいい代表的なアイテムやコーデをまとめます。

ドロップショルダー過ぎる服

肩線が極端に落ちるデザインは、なで肩の傾斜をさらに強調します。

ゆるめのシルエット自体は悪くありませんが、肩の位置がずれすぎると全体が間延びして見えます。

襟ぐりが広すぎるTシャツ

ボートネックや極端なUネックは、首まわりがだらしなく見えがちです。

クルーネックならやや詰まり気味、Vネックなら浅めが安心です。

オーバーサイズ一択コーデ

全体をオーバーサイズでまとめると、肩や胸まわりの華奢さが強調されます。

大きめを選ぶ場合は、トップスかボトムスのどちらかだけに絞るのが鉄則。

薄手&タイト過ぎるトップス

薄い生地のピタッとした服は、肩まわりや胸板のボリューム不足をそのまま出してしまいます。

程よく厚みがあり、体のラインを拾いすぎない素材を選びましょう。


30代男性がネイビーのストライプジャケットを着て笑顔を見せている。肩のラインが自然に収まり、爽やかでバランスの良い印象。

姿勢改善は、一朝一夕では変わりません。

ストレッチや筋トレで少しずつ整えることはできますが、見た目の変化が出るまでには時間がかかります。

それまでずっと「似合わないまま我慢」するのは、正直つらいですよね。

だからこそ、服の力を借りる。

これは “ごまかす” というより、今の自分に合わせた最適解を選ぶということです。

肩の形や姿勢をカバーできる服を着れば、鏡に映る自分も、周りからの印象も一気に変わります。

私がアパレル接客で感じるのは、服を変えると、その人の表情まで変わるということ。

「なんか今日いい感じだな」と思えれば、自然と姿勢も良くなるし、自信も出てきます。

これ、意外とバカにできません。

姿勢改善と服選びは両方大事。

長期的には姿勢を整えつつ、今すぐの見た目は服でアップデートする。

これが、なで肩や猫背でも “似合う人” になる一番の近道です。


街中で撮影された30代男性の全身コーディネート。黒のVネックニットに白のワイドパンツを合わせ、ブラウンの革靴で仕上げたスタイル。

なで肩や猫背は、“欠点” ではなく、あなただけの体型的な特徴です。

その特徴を理解して、似合う形・素材・着こなしを選べば、誰だってオシャレに見えます。

逆に言えば、「流行ってるから」「安かったから」といった理由だけで選んでいる限り、いつまで経っても “似合わない” は消えません。

服は、体型や姿勢と向き合った分だけ応えてくれます。

今日紹介したポイントは、どれも今からすぐ試せるものばかりです。

まずはクローゼットの中を見直して、肩線や生地感、着丈をチェックしてみてください。

それだけで、明日からの見た目は大きく変わります。

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